作品紹介
パンツを履いている状態とパンツを履いていない状態が同時に存在する世界。観測するまで物事の状態は確定しない―――。 冴えない化学教師の中田は堅物で不愛想な性格から、女子生徒たちに気味悪がられていた。しかし、そんな彼に興味津々な様子で近づいてくる、風変わりな女生徒がいた。中田は彼女に誘惑されていく内に、これまで得たことのない感情に芽生えていく…。教師と生徒、顧問と部員、男と女、雄と雌、私と彼女のこの関係が、果たして適切なのか不適切なのか、唇を合わせ舌を絡ませている今も、物事の状態は確定していない。確定していないのである。
チャプター切り抜き
商品レビュー
注意、この作品は決してごく普通の”教師×生徒” 関係のストーリーではない。片手に蔵書札のついた本、もう片手に顕微鏡。そんな光景だけを想像して閉じ込められた学園の内部に住む冴えない化学教師を描いている。だが、その物の見方を一新させる”痴女”的プレイを始めることで、登場人物やストーリーは新鮮な風を吹き込む。 元々化学教師は冴えない存在で、それが彼の魅力だった。しかし、この物語の中で、彼がどれだけ”痴女”的なプレイを楽しむか、それが作品のメインとなる。風変わりな女生徒に誘惑されるうちに、唇を合わせ、舌を絡ませて、おっぱいやおマンコを触るという行為を通して、彼の未知の感情が芽生える。 読者としては、彼の冴えなさがどのように”痴女”的プレイに変わっていくのか、その変化を追っていくだけで十分に楽しめる。だが、それだけではない。”痴女”的プレイの描写も、非常にエロティックであり、スケベな表現で溢れている。彼と女生徒のプレイを詳しく読むと、間違いなく抑制が効かなくなるだろう。 また、先述の通り、この作品の根底にあるのはシュレディンガーの猫のパラドックスで、観測するまで物事の状態は確定しないという独自の世界観が展開されている。
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